みなさん、おはようございます。
schunです。
また、台風が2つも発生して、今週末も山に行けなさそうな
感じです。゚゚(゚´Д`゚)゚
さて、先日は、
「避難所担当で留守にする家の防災装備品」
といった視点で書いてみました。
今回は、
避難所担当として、
「持ってきた方がいいな」と思うグッズについて
書いていきたいと思います。
■避難所のイメージは?
まず、みなさん、避難所というと、
どんな感じを想像されますか?
恐らく、こんな感じかなぁ~僕は・・・。
最近は、結構ダンボールでの囲いなんてのが、
東日本大震災などで見かけましたよね。
でも、これが標準と思われると大きな間違いとなります。
基本、「何も用意がない」と思っていた方が安全です。
災害が起きると被災地に色々な物が支援物資として
送られてくる。
その中に、ダンボールなんかもあって、
時間が経つにつれて物資が充実してくるといった感覚です。
財政力指数の高い自治体は別かもしれませんが・・・。
それ前提でのお話をさせていただきます。
■毛布
寒さを凌ぐための毛布。
うちの避難所では、1人1枚配っています。
配らないところもあるかもしれませんので、
これについては、市役所、町役場等に事前に
確認しておくと良いと思いです。
「ない」場合は、毛布や寝袋などを持っていく必要があります。
■シュラフマットや座布団など
これが実は一番大事。
結構、避難所は体育館など板張りのところが多いです。
でも、全員分、マットが用意されるということは、
想定しづらいです。
うちでも全体で3000人弱の避難者がありましたが、
それだけのマットを用意するのは不可能です。
板張りは、結構冷えるし、なんといっても痛い。
なので、ぜひその辺の支度をされて
避難されることをおすすめします。
ちなみにシュラフマットっていうのは、
こんな感じのものです。
リンクのものが良いというわけではありませんが、
こんな感じのものがあれば、折りたためますし
便利かと思います。
安いものであれば、2000円前後でも買えます。
厚さ的には最低でも2cmはあったほうが良いですよね。
ちなみに僕は、空気で膨らませるものを使っています。
空気を入れるものはかなり高めです。
※自分は、山でテント泊をするので
たまたま持っているだけです。
写真のような厚手の銀シート的なものでもあれば
多少は違いますので
何かご用意されることをおすすめします。
■食事
こういった光景もテレビで目にしますよね。
初期段階の避難所では、
最初から食事が用意されているとは限りません。
ぜひ、何でも良いので、食料をお持ちになることを
おすすめします。
うちも原則は個人で持参という形をとっています。
ちなみに自分は、こんな感じのものを持って行っています。
カップラーメンは、お湯があるかどうかわかりません。
水は、なにかの形で調達ができる場合が多いので、
万が一用に、こういったものを持っていくようにしています。
※上のものは、お湯でも水でも調理可能。
水やお湯を入れてジッパーをしめて待つだけです。
台風の場合、初期段階は数日となりますので、僕の場合は
コンビニでパンやおにぎりなどを買って避難所対応をしています。
■水は給水車かペットボトルの配布がある確率が高い
水に関しては、避難所であれば、
断水の場合、
給水所などが設けられることが想定されます。
断水していなければ、
避難所の水道も利用可能です。
なので、こういった水を持ち運ぶ物があったほうが
便利な場合があります。
僕は、山で写真のようなものを使っていますので、
それを持っていくようにしています。
またあわせて、コップや歯ブラシなども持って行ってください。
衛生面が一番気を遣うところですので、ぜひお持ちください。
■照明
つぎに明かりです。
「停電」ってよく聞きますよね。ここのところ。
避難所では、停電の場合は発電機を回します。
ただ、そんなにたくさんの発電機があるわけではありません。
たくさん回すと音もうるさいですしね。
このため、
1人1個は懐中電灯やランタン、ヘッドライトなど
お持ちになると便利です。
だいたい、夜は玄関周りを除き、消灯します。
暗い中、トイレに行くにも自分用の照明があると重宝します。
ちなみに、ヘッドライトは、頭につけるものと想像されがちですが、首からもかけられます。
両手使えるといった便利な面もありますので、
意外とオススメですよ。
■ここまでのまとめ
ということで
①毛布または、寝袋
毛布を配っている自治体もあるのでここに確認を
②シュラフマットまたは座布団など
③食料
➃水を汲むものとコップ、歯ブラシ
⑤照明 ヘッドライトが意外と便利です
これらは、あると重宝すると思います。
ちなみにマスクとボディペーパーは必須です。
風邪菌も心配ですし、汗かくと気持ち悪いですよね。
■避難所側から見た避難所の運営
つぎに避難するタイミングです。
自治体から出す避難情報でよく聞くものは3つあります。
避難準備情報 高齢者や震災弱者などに事前に避難を促すもの
避難勧告 広く一般に避難を促すもの
避難指示 広く一般に自治体が避難を指示するもの
これらの情報が出てくる段階では、
既に避難所は開設されています。
たとえば、下のような避難所の間取りがあったとします。
図の①②③を避難スペースと考えた場合
①②はこじんまりしているが、
テレビもあり、エアコンも入っているとする
③は体育館のアリーナと想定すると・・・。
避難所担当の判断にもよりますが、
ケースにより、場所を使い分けます。
【通常規模の台風の場合】
図上の①や②といった、
エアコン完備のお部屋を避難所にします。
(避難者が快適に過ごせる部屋)を避難所に
※エアコンがない場合も結構ありますが・・・。
【大きな被害が想定されるもの】
避難想定人数を考慮し、図上の③を避難所にします。
【どちらとも読めない場合】
図上の①→②→③と開けていきます。
ちなみに③の場合、避難者は、壁があるところから
埋まっていきます。
※最初から真ん中を陣取る方はあまりいらっしゃいません。
■早めの避難=その避難所で一番いい環境で過ごせる
といったことで、何が言いたいかといいますと、
早めに避難をした方が、
良い環境で避難ができるということです。
通常台風の場合→避難環境の良いお部屋に入れる
アリーナが避難所になっても→壁際に陣取れる
また、マットなどの貸出品も
最初の方が充実している場合もあります。
以上のことから、避難を考えるのであれば、
早めに避難をして自分の場所を確保する!!
これに尽きると思います。
後から来てもマットはないわ、
人の動線とかぶりやすい
アリーナ中央あたりに陣取らざるを得ないわ
なんてことを考えたら、
早めの避難の方が安心ですよね。
テレビにも近いところがあるかもしれませんし、
毛布に加えて、マットも貸してもらえたりするかも
知れません。
ぜひ、みなさん、早めの避難を試みましょう。
■車など個々の被害は自己責任
当然ですが、車で避難される方もいらっしゃいます。
しかし、避難所の標高がそんなに高くない避難所では
どこに駐車しても、車が浸水する危険性を忘れないでください。
車が浸水した→自治体に補償をもとめる これは無理です。
ぜひ、そのことを頭に入れた上で、
避難してきていただきたいですね。
台風20号、21号の動向が気になります。
大きな影響が出ない事を祈っております。o(_ _ )o
今回も、長々とした長文でした。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
o(_ _ )o