みなさん、おはようございます。
schunです。今日は、以前の記事に追記して載せてみますね。
ちょっと台風避難が想定されているようですので、イレギュラーでは
ありますが、掲載することといたしました。o(_ _ )o。
台風進行エリアの皆様、ぜひ早めの避難を心掛けましょう。
今日自分は実は防災訓練です!!
■はじめに
さて、先日は、
「避難所担当で留守にする家の防災装備品」
といった視点で書いてみました。
今回は、
避難所担当として、
「持ってきた方がいいな」と思うグッズについて
書いていきたいと思います。
先に申し上げておきます。この見解は、schunの経験上からまとめたものです。
自治体において、対応方法は異なりますのでその点ご了承ください。
■まず考えてもらいたいこと
避難所が安全とは限らない
〇多くの方が避難する(感染症的に不安がありませんか?)
今までは、「早く避難所へ」と言っておりましたが、
避難所は、三密になりやすい。
市民としては感染の不安を抱えながらの避難となると思います。
〇公共施設が避難所になるためそこが実際に安全ですか?
だいたい避難所は公共施設があてがわれる。
このため、地域の公共施設がそもそも安全かって話になる。
ある程度しっかりした建物。安全な場所を選んではいるはずですが
それでも、そのエリアで安全って話なだけで、
考え方によっては
他に避難をした方がより安全という場合も多いです。
参考までにこれは、去年の台風での避難所前の状態です。
こういうことも、当然あり得る想定での避難となります。
これでは、避難ができませんよね。
運営側では、しばらくは、もう一方の出入り口を活用しておりました。
また、万一のことも想定し、校舎3階への再避難も想定して運営していました。
このエリアは比較的低い土地が多いエリアのため、安全な場所が限られます。
こういうところよりも、他に安全なところないかなぁ~と
ぜひ考えていただきたいと思います。
避難の方法は、それぞれが最善の方法を考えるべき
〇車がある方
高台にある駐車場(トイレ等があるとなおよい)へ避難する。
〇ホテルなどの利用を考える
丈夫な建物としてホテルなどの利用を考える
〇友人、知人、親戚、親子など知り合いの家に避難
知り合いの家の方が安全ということであればそこへ避難
などなど、もう少し密になりにくく、安全な場所があれば
そこへの避難を検討しましょう。
そういうところがない場合は、
避難所への避難を早めにすることをお勧めします。
ということで、本題に入ります。
■避難所のイメージは?
まず、みなさん、避難所というと、
どんな感じを想像されますか?
恐らく、こんな感じかなぁ~僕は・・・。
最近は、結構ダンボールでの囲いなんてのが、
東日本大震災などで見かけましたよね。
でも、これが標準と思われると大きな間違いとなります。
基本、「何も用意がない」と思っていた方が安全です。
災害が起きると被災地に色々な物が支援物資として
送られてくる。
その中に、ダンボールなんかもあって、
時間が経つにつれて物資が充実してくるといった感覚です。
財政力指数の高い自治体は別かもしれませんが・・・。
今日は「ない」前提でのお話をさせていただきます。
■毛布
寒さを凌ぐための毛布。
うちの避難所では、1人1枚配っています。
配らないところもあるかもしれませんので、
これについては、市役所、町役場等に
事前に確認しておくと良いと思いです。
「ない」場合は、毛布や寝袋などを持っていく必要があります。
■シュラフマットや座布団など
これが実はかなり大事。(;^_^A
結構、避難所は体育館など板張りのところが多いです。
でも、全員分、マットが用意されるということは、
想定しづらいです。
うちでも全体で3000人弱の避難者がありましたが、
それだけのマットを用意するのは不可能です。
板張りは、結構冷えるし、なんといっても痛い。
なので、ぜひシュラフマットなど、下に敷くものを支度されて
避難されることをおすすめします。
ちなみにシュラフマットっていうのは、こんな感じのものです。
リンクのものが良いというわけではありませんが、
こんな感じのものがあれば、折りたためますし
便利かと思います。
安いものであれば、2000円前後でも買えます。
厚さ的には最低でも2cmはあったほうが良いですよね。
ちなみに僕は、空気で膨らませるものを使っています。
空気を入れるものはかなり高めです。
※自分は、山でテント泊をするのでたまたま持っているだけです。
写真のような厚手の銀シート的なものでもあれば
多少は違いますので
何かご用意されることをおすすめします。
※銀シートは厚手と薄手とありますので、ぜひ厚手を選びましょう。
■食事
こういった光景もテレビで目にしますよね。
初期段階の避難所では、
最初から食事が用意されているとは限りません。
ぜひ、何でも良いので、食料をお持ちになることを
おすすめします。
うちも原則は個人で持参という形をとっています。
ちなみに自分は、こんな感じのものを持って行っています。
カップラーメンは、お湯があるかどうかわかりません。
水は、なにかの形で調達ができる場合が多いので、
万が一用に、こういったものを持っていくようにしています。
※上のものは、お湯でも水でも調理可能。
水やお湯を入れてジッパーをしめて待つだけです。
■水は給水車かペットボトルの配布がある確率が高い
水に関しては、避難所であれば、
断水の場合、
給水所などが設けられることが想定されます。
断水していなければ、
避難所の水道も利用可能です。
なので、こういった水を持ち運ぶ物があったほうが
便利な場合があります。
僕は、山で写真のようなものを使っていますので、
それを持っていくようにしています。
またあわせて、コップや歯ブラシなども持って行ってください。
衛生面が一番気を遣うところですので、ぜひお持ちください。
■照明
つぎに明かりです。
「停電」ってよく聞きますよね。ここのところ。
避難所では、停電の場合は発電機を回します。
ただ、そんなにたくさんの発電機があるわけではありません。
たくさん回すと音もうるさいですしね。
このため、
1人1個は懐中電灯やランタン、ヘッドライトなど
お持ちになると便利です。
だいたい、夜は玄関周りを除き、消灯します。
暗い中、トイレに行くにも自分用の照明があると重宝します。
ちなみに、ヘッドライトは、頭につけるものと想像されがちですが、首からもかけられます。
両手使えるといった便利な面もありますので、
意外とオススメですよ。
■ここまでのまとめ
ということで
①毛布または、寝袋
毛布を配っている自治体もあるのでここに確認を
②シュラフマットまたは座布団など
③食料
➃水を汲むものとコップ、歯ブラシ
⑤照明 ヘッドライトが意外と便利です
これらは、あると重宝すると思います。
ちなみにマスクとボディペーパーは必須です。
風邪菌も心配ですし、汗かくと気持ち悪いですよね。
■避難所側から見た避難所の運営
つぎに避難するタイミングです。
自治体から出す避難情報でよく聞くものは3つあります。
避難準備情報 高齢者や震災弱者などに事前に避難を促すもの
避難勧告 広く一般に避難を促すもの
避難指示 広く一般に自治体が避難を指示するもの
これらの情報が出てくる段階では、
既に避難所は開設されています。
たとえば、下のような避難所の間取りがあったとします。
図の①②③を避難スペースと考えた場合
①②はこじんまりしているが、
テレビもあり、エアコンも入っているとする
③は体育館のアリーナと想定すると・・・。
避難所担当の判断にもよりますが、
ケースにより、場所を使い分けます。
【通常規模の台風の場合】
図上の①や②といった、
エアコン完備のお部屋を避難所にします。
(避難者が快適に過ごせる部屋)を避難所に
※エアコンがない場合も結構ありますが・・・。
※今年はこの方法は取らないと思います
【感染症対策の観点から】
まだ今年の運営はしていないので、何とも言えませんが
恐らく密にならないことを考慮して③を中心に避難方法を組み立てると思います。
ちなみに③の場合、運営側が指示しない場合、
避難者は、壁があるところから埋まっていきます。
※最初から真ん中を陣取る方はあまりいらっしゃいません。
※大規模地震等、多くの方の避難が想定される場合においては、
避難場所を運営者の方が指示して対応します。
2m×2mとか3m×3mとかで1家族ずつ割り振られる感じです。
■早めの避難=その避難所で一番いい環境で過ごせる
といったことで、何が言いたいかといいますと、
早めに避難をした方が、良い環境で避難ができる
ということです。
通常台風の場合→避難環境の良いお部屋に入れる
アリーナが避難所になっても→いい場所が取れることが多い
また、マットなどの貸出品も最初の方が充実
している場合もあります。
以上のことから、避難を考えるのであれば、
早めに避難をして自分の場所を確保する!!
これに尽きると思います。
後から来てもマットはないわ、
人の動線とかぶりやすいわ、
なんてことを考えたら、
早めの避難の方が安心ですよね。
毛布に加えて、マットも貸してもらえたりするかも知れません。
ぜひ、みなさん、早めの避難をするようにしましょう。
■車など個々の被害は自己責任
当然ですが、車で避難される方もいらっしゃいます。
しかし、避難所の標高がそんなに高くない避難所では
どこに駐車しても、車が浸水する危険性を忘れないでください。
車が浸水した→自治体に補償をもとめる これは無理です。
加えて、避難してきた車に暴風で飛んできたものがあたり破損した。
このような補償も基本的にできません。
ぜひ、そのことを頭に入れた上で、避難しましょう。
■感染症対策を忘れずに
今年はぜひ感染症対策グッズを各自お持ちください。
共用品は感染の恐れがある。
これを念頭に準備されることが肝要かと思います。
特に
〇消毒用アルコール
実はスプレータイプの方が使い勝手がいいです。o(^o^)o
〇マスク
〇体温計
この3つは必須。
他に
〇ペーパータオルやティッシュ
〇携帯トイレ
なども準備があるとよいと思います。
とにかく、避難した際には消毒を徹底、マスクの着用が必須だと思います。
まだまだ暑く、大変な非難になることも想定されますが、
皆さんの最善の方法での避難を考え、早めに行動に移しましょう!!
最初にも書きましたが、避難所の運営は自治体により対応方法が異なります。
あくまでも参考程度でご理解ください。
今回はすみません。ありえないくらいの長い記事になっちゃいましたね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
o(_ _ )o
今日という日が、何事もありませんように~o(_ _ )o。