schunの日常

schunの日常を適当に綴っていきます~【今週お題】もこちらから。(笑)。

避難所担当が思う「避難所へ持ってきたいもの」2

みなさん、おはようございます。

schunです。今日は、以前の記事に追記して載せてみますね。

ちょっと台風避難が想定されているようですので、イレギュラーでは

ありますが、掲載することといたしました。o(_ _ )o。

台風進行エリアの皆様、ぜひ早めの避難を心掛けましょう。

今日自分は実は防災訓練です!!

はじめに  

さて、先日は、

「避難所担当で留守にする家の防災装備品」

といった視点で書いてみました。

schunchi2007.hatenablog.jp

今回は、

避難所担当として、

「持ってきた方がいいな」と思うグッズについて

書いていきたいと思います。

先に申し上げておきます。この見解は、schunの経験上からまとめたものです。

自治体において、対応方法は異なりますのでその点ご了承ください。

まず考えてもらいたいこと

避難所が安全とは限らない

〇多くの方が避難する(感染症的に不安がありませんか?)

今までは、「早く避難所へ」と言っておりましたが、

避難所は、三密になりやすい。

今年はどこの自治体も感染症対策も徹底しますが、

市民としては感染の不安を抱えながらの避難となると思います。

〇公共施設が避難所になるためそこが実際に安全ですか?

だいたい避難所は公共施設があてがわれる。

このため、地域の公共施設がそもそも安全かって話になる。

ある程度しっかりした建物。安全な場所を選んではいるはずですが

それでも、そのエリアで安全って話なだけで、

考え方によっては

他に避難をした方がより安全という場合も多いです。

 

参考までにこれは、去年の台風での避難所前の状態です。


taihuu 01

こういうことも、当然あり得る想定での避難となります。

これでは、避難ができませんよね。

運営側では、しばらくは、もう一方の出入り口を活用しておりました。

また、万一のことも想定し、校舎3階への再避難も想定して運営していました。

このエリアは比較的低い土地が多いエリアのため、安全な場所が限られます。

こういうところよりも、他に安全なところないかなぁ~と

ぜひ考えていただきたいと思います。

 

避難の方法は、それぞれが最善の方法を考えるべき

〇車がある方

高台にある駐車場(トイレ等があるとなおよい)へ避難する。

〇ホテルなどの利用を考える

丈夫な建物としてホテルなどの利用を考える

〇友人、知人、親戚、親子など知り合いの家に避難

知り合いの家の方が安全ということであればそこへ避難

などなど、もう少し密になりにくく、安全な場所があれば

そこへの避難を検討しましょう。

 

そういうところがない場合は、

避難所への避難を早めにすることをお勧めします。

ということで、本題に入ります。

避難所のイメージは?

まず、みなさん、避難所というと、

どんな感じを想像されますか?

恐らく、こんな感じかなぁ~僕は・・・。

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最近は、結構ダンボールでの囲いなんてのが、

東日本大震災などで見かけましたよね。

でも、これが標準と思われると大きな間違いとなります。

基本、「何も用意がない」と思っていた方が安全です。

災害が起きると被災地に色々な物が支援物資として

送られてくる。

その中に、ダンボールなんかもあって、

時間が経つにつれて物資が充実してくるといった感覚です。

財政力指数の高い自治体は別かもしれませんが・・・。

今日は「ない」前提でのお話をさせていただきます。

毛布

寒さを凌ぐための毛布。

うちの避難所では、1人1枚配っています。

配らないところもあるかもしれませんので、

これについては、市役所、町役場等に

事前に確認しておくと良いと思いです。

「ない」場合は、毛布や寝袋などを持っていく必要があります。

シュラフマットや座布団など

これが実はかなり大事。(;^_^A

結構、避難所は体育館など板張りのところが多いです。

でも、全員分、マットが用意されるということは、

想定しづらいです。

うちでも全体で3000人弱の避難者がありましたが、

それだけのマットを用意するのは不可能です。

板張りは、結構冷えるし、なんといっても痛い。

なので、ぜひシュラフマットなど、下に敷くものを支度されて

避難されることをおすすめします。

ちなみにシュラフマットっていうのは、こんな感じのものです。

リンクのものが良いというわけではありませんが、

こんな感じのものがあれば、折りたためますし

便利かと思います。

安いものであれば、2000円前後でも買えます。

厚さ的には最低でも2cmはあったほうが良いですよね。

store.shopping.yahoo.co.jp

ちなみに僕は、空気で膨らませるものを使っています。

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空気を入れるものはかなり高めです。

※自分は、山でテント泊をするのでたまたま持っているだけです。

写真のような厚手の銀シート的なものでもあれば

多少は違いますので

何かご用意されることをおすすめします。

※銀シートは厚手と薄手とありますので、ぜひ厚手を選びましょう。

食事

こういった光景もテレビで目にしますよね。

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初期段階の避難所では、

最初から食事が用意されているとは限りません。

ぜひ、何でも良いので、食料をお持ちになることを

おすすめします。

うちも原則は個人で持参という形をとっています。

ちなみに自分は、こんな感じのものを持って行っています。

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カップラーメンは、お湯があるかどうかわかりません。

水は、なにかの形で調達ができる場合が多いので、

万が一用に、こういったものを持っていくようにしています。

※上のものは、お湯でも水でも調理可能。

水やお湯を入れてジッパーをしめて待つだけです。

 

水は給水車かペットボトルの配布がある確率が高い

水に関しては、避難所であれば、

断水の場合、

給水所などが設けられることが想定されます。

断水していなければ、

避難所の水道も利用可能です。

なので、こういった水を持ち運ぶ物があったほうが

便利な場合があります。

僕は、山で写真のようなものを使っていますので、

それを持っていくようにしています。

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またあわせて、コップ歯ブラシなども持って行ってください。

衛生面が一番気を遣うところですので、ぜひお持ちください。

照明

つぎに明かりです。

「停電」ってよく聞きますよね。ここのところ。

避難所では、停電の場合は発電機を回します。

ただ、そんなにたくさんの発電機があるわけではありません。

たくさん回すと音もうるさいですしね。

このため、

1人1個懐中電灯やランタン、ヘッドライトなど

お持ちになると便利です。

だいたい、夜は玄関周りを除き、消灯します。

暗い中、トイレに行くにも自分用の照明があると重宝します。

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ちなみに、ヘッドライトは、頭につけるものと想像されがちですが、首からもかけられます。

両手使えるといった便利な面もありますので、

意外とオススメですよ。

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ここまでのまとめ

ということで

①毛布または、寝袋 

毛布を配っている自治体もあるのでここに確認を

シュラフマットまたは座布団など

③食料

➃水を汲むものとコップ、歯ブラシ

⑤照明 ヘッドライトが意外と便利です

これらは、あると重宝すると思います。

ちなみにマスクとボディペーパーは必須です。

風邪菌も心配ですし、汗かくと気持ち悪いですよね。

避難所側から見た避難所の運営

つぎに避難するタイミングです。

自治体から出す避難情報でよく聞くものは3つあります。

避難準備情報 高齢者や震災弱者などに事前に避難を促すもの

避難勧告 広く一般に避難を促すもの

避難指示 広く一般に自治体が避難を指示するもの

これらの情報が出てくる段階では、

既に避難所は開設されています。

たとえば、下のような避難所の間取りがあったとします。

図の①②③を避難スペースと考えた場合

①②はこじんまりしているが、

テレビもあり、エアコンも入っているとする

③は体育館のアリーナと想定すると・・・。

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避難所担当の判断にもよりますが、

ケースにより、場所を使い分けます。

【通常規模の台風の場合】

図上の①や②といった、

エアコン完備のお部屋を避難所にします。

(避難者が快適に過ごせる部屋)を避難所に

※エアコンがない場合も結構ありますが・・・。

※今年はこの方法は取らないと思います

感染症対策の観点から】

まだ今年の運営はしていないので、何とも言えませんが

恐らく密にならないことを考慮して③を中心に避難方法を組み立てると思います。 

 

ちなみに③の場合、運営側が指示しない場合、

避難者は、壁があるところから埋まっていきます。

※最初から真ん中を陣取る方はあまりいらっしゃいません。

※大規模地震等、多くの方の避難が想定される場合においては、

避難場所を運営者の方が指示して対応します。

2m×2mとか3m×3mとかで1家族ずつ割り振られる感じです。

早めの避難=その避難所で一番いい環境で過ごせる

といったことで、何が言いたいかといいますと、

早めに避難をした方が、良い環境で避難ができる

ということです。

通常台風の場合→避難環境の良いお部屋に入れる

アリーナが避難所になっても→いい場所が取れることが多い

また、マットなどの貸出品も最初の方が充実

している場合もあります。

以上のことから、避難を考えるのであれば、

早めに避難をして自分の場所を確保する!!

これに尽きると思います。

後から来てもマットはないわ、

人の動線とかぶりやすいわ、

なんてことを考えたら、

早めの避難の方が安心ですよね。

毛布に加えて、マットも貸してもらえたりするかも知れません。

ぜひ、みなさん、早めの避難をするようにしましょう。

車など個々の被害は自己責任

当然ですが、車で避難される方もいらっしゃいます。

しかし、避難所の標高がそんなに高くない避難所では

どこに駐車しても、車が浸水する危険性を忘れないでください。

車が浸水した→自治体に補償をもとめる これは無理です。

加えて、避難してきた車に暴風で飛んできたものがあたり破損した。

このような補償も基本的にできません。

ぜひ、そのことを頭に入れた上で、避難しましょう。

 

感染症対策を忘れずに

今年はぜひ感染症対策グッズを各自お持ちください。

共用品は感染の恐れがある。

これを念頭に準備されることが肝要かと思います。

特に

〇消毒用アルコール

実はスプレータイプの方が使い勝手がいいです。o(^o^)o

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〇マスク

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〇体温計

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この3つは必須

他に

〇ペーパータオルやティッシュ

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〇携帯トイレ

なども準備があるとよいと思います。

とにかく、避難した際には消毒を徹底、マスクの着用が必須だと思います。

まだまだ暑く、大変な非難になることも想定されますが、

皆さんの最善の方法での避難を考え、早めに行動に移しましょう!!

 

最初にも書きましたが、避難所の運営は自治体により対応方法が異なります。

あくまでも参考程度でご理解ください。

今回はすみません。ありえないくらいの長い記事になっちゃいましたね。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

o(_ _ )o

今日という日が、何事もありませんように~o(_ _ )o。